「胸が痛い」で、まず心臓を疑いますよね
胸がチクチクする。ズキッとする。キュッと締めつけられる。
こんな症状があると、真っ先に「心臓かもしれない」と思うのは自然なことです。
でも実は、胸の痛みの原因は心臓だけではありません。
統計的に見ても、心臓以外の原因が圧倒的に多いのです。
今日は、胸の痛みの6つの原因と、その見分け方についてお話しします。
胸痛の6つの原因カテゴリー
① 筋骨格系(筋肉・骨)—— 最も多い
胸の周りの筋肉のけいれんや緊張が原因です。
「トトトト」という表現をされる方もいます。
特徴: 数秒で終わる。ピンポイントで「ここが痛い」と指させる。
② 神経系
肋間神経痛など。深呼吸や体のひねりで悪化することがあります。
③ 消化器系
逆流性食道炎や胃の不調が、胸の痛みとして感じられることがあります。
④ 呼吸器系
気胸や胸膜炎など。呼吸に伴う痛みが特徴です。
⑤ 心理的要因
不安やストレスから、胸の締めつけ感や動悸を感じるケースです。
私の印象では、胸の症状の8〜9割に心理的要因が関わっていると感じています。
⑥ 心臓(虚血性心疾患など)
狭心症や心筋梗塞による痛み。
ギューッと締めつけられる感じで、肩・顎・歯茎・背中に放散することがあります。
心臓の痛みの特徴
心臓そのものには痛みの神経がありません。
だから心臓に問題がある場合、痛みは別の場所に飛んでくるのです。
持続時間も異なります。
数秒で終わる痛みは、ほぼ心臓由来ではありません。
「心臓じゃなかった」と知った時の反応
「筋肉が原因かもしれません」とお伝えすると、反応は3つに分かれます。
3番目の反応が、実は一番心配です。
あなたは間違っていません。痛みを感じていたことは事実です。
大事なのは「両方あるかもしれない」
私は診断する立場にいません。
だから「これは心臓です」とも「心臓じゃありません」とも断定しません。
お伝えするのは、こういうことです。
「血管の問題かもしれない。脳の警戒モードかもしれない。両方かもしれない。だから、両方対処しましょう」
この姿勢の方が、健全で、安心できます。
血管のケアには副作用がありません。安全にできます。
心理面のケアも、同時に進められます。
⚕️ 胸の痛みが強い場合や持続する場合は、必ず医療機関を受診してください。本記事は医学的な診断に代わるものではありません。
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*心臓ケアコーチ|有吉*
*理学療法士 × 心臓リハビリテーション指導士*